機械式駐車場メンテナンス会社の決め方
機械式駐車場は狭い土地で駐車台数を増やせることや防犯性が高いなどのメリットがあります。一方で意外とトラブルが発生しやすく、壊れやすい設備なので法令で定期的なメンテナンスが推奨されています。
メンテナンスでは基本的に業者に委託する形になります。業者にもメーカー系と独立系があり、それぞれ費用面や技術面の違いがあるのでご紹介します。
➀メーカー系
機械式駐車場を製造しているメーカーもしくはメンテナンス請負業者として認定されている系列業者のこと
メリット
・主に自社が製造しているものをメンテナンスするので、システムや部品のことに詳しく情報共有が早い
・基本的に部品が揃えてあるので直ぐに修理してもらえる
・製造者と一体化しているので手続きが簡単
・自社製造品では特殊な機械式駐車場も対応が可能、メンテナンス中のトラブルが少ない
デメリット
・費用が高い
・他社の機械のメンテナンスはできない
・理事会に出席してくれないことが多く、コミュニケーションがとりづらい
②独立系
メーカー技術をもった同業者との広いネットワークがあり、独自のノウハウで業務を行っている業者
メリット
・メンテナンス業務だけなので低価格
・様々なメーカーと広く付き合いがありいろんな知識が集まりやすく、理事会に参加してくれる業者が多いのでコミュニケーションがとりやすい
デメリット
・メーカー責任と会社が違うためやらなければいけない手続きが多い
・構造が複雑な駐車場は解決が難しい場合がある
・確保している部品の数が少ないので、修理に時間がかかる
・技術者の技術力にばらつきがある
このように双方メリットとデメリットがあるので、自分のニーズに合った業者を慎重に選ぶことをお勧めいたします。
機械式駐車場のメンテナンスについて、なんでもご相談などお気軽にお問い合わせください。

2021年11月22日 16:09